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2022年3月19日 (土)

第6回南房総みちくさウルトラマラソン(100kmの部)

千葉県の房総半島東岸で開催された第6回みちくさ南房総ウルトラマラソンに参加しました。またしても無謀に100kmの部にエントリーしてしまいました。

勝浦のホテル三日月を午前5時スタートということで勝浦駅前に前泊。午前3時半に起床し、1時間で朝食と身支度を調えて出発。徒歩10分ほどで会場に到着しました。手荷物をトラックに預け、スタートを待ちます。誤ってサングラスを手荷物に入れたまま預けてしまいました。ということで、本日はサングラス無しです。

服装は半袖、短パンを基本にアームウォーマーとナンバーカードが透けて見えるウインドブレーカー。リュックには防寒用に軽い素材の長いパンツも入れました。さらにモバイルバッテリーも(これは重かったかも)。小銭、保険証、クレジットカードを入れた小袋も所持していました。リュックの中身は結構スカスカですが、ウインドブレーカーを脱いだら入れるスペースも必要なので、ポーチではなくリュックにしました。

午前5時、予定通りスタートしました。まずは勝浦から北上して御宿方面へ向かいます。まだ空は真っ暗なので、ヘッドランプを装着してスタートです。ヘッドランプは受付で所持していること、点灯することをチェックされました。ヘッドランプのほかに、マイカップの持参も義務づけられていました。エコ、感染防止、費用削減などいろいろな意味があるのだろうと思います。

スタートして6km半くらい進んだところで最初のエイド。5時50分頃に到着しました。ここには「月の沙漠」を記念した像がありました。エイドでは豚汁をいただきました。朝食として前日に購入しておいたパン少し食べてきましたが、各エイドではしっかりエネルギーを補給していきます。

さらに2kmくらい進むとメキシコ記念塔(由来は未調査)。塔に至る道は急な上り坂なので、ここは歩きました。序盤でも上り坂では無理しません。塔近くのエイドでは菜の花の和え物と湯豆腐。さっきのエイドからあまり距離はありませんが、ここでもしっかり補給しました。

塔周辺から降りてくると再び最初のエイドと同じ場所に立ち寄ります。メニューが変わっていてひじきをいただきました。短時間のうちにメニューを切り替えるとは。ここではスポーツドリンクもいただき、さらに常設のトイレがあったので利用しました。ここまでで約10km、6時20分くらいでした。

この時点で時間がかかりすぎているので、やはり100kmは無理だろうと予想。66km地点にゴール会場行きのバスが14時半に出るとのことでしたので、これが現実的な目標になりそうです。9時間で66kmであれば、まあ何とかなるでしょう。

ここからは勝浦方面に戻りますが、基本的には来た道を戻ります。ただ、夜が明けましたので、往路とは雰囲気が違いました。暗いうちには気付きませんでしたが、巨大なベイシア様を発見。ザスパクサツ群馬のスポンサー様です。地元のみなさま、ベイシアでお買い物してくださいね。ここは15km過ぎ、7時くらいでした。スタートから約2時間経過しています。

ここから上り坂に入ります。勝浦市役所の近くを通って海側に出て、さらに八幡岬を目指します。八幡岬はベイシアから3.5kmくらいのはずですが、記録を見ると30分くらいかかっています。上り坂もありましたので仕方ないか。若干のコースロスもありました。エイドでは熱々の猪汁を美味しくいただきました。

ここからは勝浦漁港を通って勝浦市街地方面に戻り、いったんスタートしたホテル三日月の前を通ります。明るい時間になったので全く雰囲気が違います。スタート直後は右折した交差点を左折して、海岸線を西進、南下します。いよいよ南房総方面を目指すことになります。ここで21kmくらいです。

このあと27km手前くらいで「鵜原理想郷」という何だかパラダイス感満載のエリアを通ります。不思議なトンネルを抜けたり、海岸地形を利用したハイキングコース(?)を通ったりしていました。常設のトイレがあったので、ここを利用。このエリアを抜けるとエイドがあり、ここではびわゼリーをいただきました。これは美味しい。時刻は8時40分くらいでした。

さらに2kmくらい進むと守谷海岸です。途中、かなり坂を下りたような気がします。このあたりで暖かく(暑く)なってきたので、ウインドブレーカーを脱ぎ、リュックに入れました。半袖シャツになり身軽に感じます。守谷海岸のエイドでは何か食べた気がしますが、おそらくひじき入りの卵焼きだったかと思います。時刻は9時くらい、30km手前です。

そのまま南西方向に進行し、34kmあたりでメインの県道(?)から海岸線を行く通りに入ったところにコーヒーのエイド。小さいカップで提供されましたが、いろいろな味覚を味わってきているので、こういうスッキリする飲み物は嬉しい存在でした。

さらに進んでいくと海岸沿いの抜け道のような道路だったところ、いきなり雰囲気が変わります。日蓮聖人ゆかりの誕生寺山門の前をお通りました。走っている道路は参道になるのでしょうか。もう午前10時頃になり、お寺を訪れる人も数多くらっしゃいました。邪魔にならないように気をつけて走りました。

参道を抜けると「日蓮交差点」と表示のある交差点に出ました。前後のランナーも見えなくなっていましたので、スマホの地図アプリでコース確認。外れていないことがわかって一安心しました。そのまま海岸線を進んでいくと、鴨川のホテル三日月に出ました。三日月グループのホテルはこんなにあるんだなと事業の規模を改めて実感。ここのエイドではから揚げをいただきました。小さいのを取ろうとしたのですが、小さいのがない。やむを得ずしっかり大きいから揚げをいただきました。ちょっと胃袋に優しくないかもしれません。38kmくらい、10時10分過ぎくらいでした。スタートから5時間以上経過しています。やはり9時間で66kmというのが現実的かもと改めて思いましたが、このあと悲劇的なことが待ち受けています。

40kmを過ぎたあたり、歩道の路面が荒れていたのかもしれません。筆者が集中力を失っていたのかもしれません。いきなり何かに躓いて転倒してしまいました。悪いことに両手を突いた地面も荒れていたようで、両手のひらを激しく擦りむいてしまいました。薄手とはいえ手袋を着用していたので、傷を少しは軽減したのだとは思いますが、それでもかなりの出血を伴っていました。他に肩や膝にも傷ができていました。どんな転びかたをしたのだろうか。前後にランナーがいなかったのが幸いでした(みっともない場面を見られていない)。目安である66km地点までもあと20キロ以上あるので、出血状態からいってこの場でのリタイアが現実的かもしれないと思いました。問題はどうやってゴール地点に向かうのだろうかという点。預けた荷物を取りに行く必要があり、リタイアしたとしてもゴール地点に行かなくてはなりません。

とにかくスタッフに相談してみようと転倒現場からとぼとぼと歩いてゆくと、幸いなことに割と近いポイントにエイドがありました。41.4kmの天津神明宮のエイドです。ここで水道水で手を洗わせてもらって、止血のための絆創膏か何かないかスタッフの方に聞いてみました。ありがたいことに絆創膏があるということでしたので、まずはキッチンペーパーをもらってこれで止血をと思っていたところに救世主のようなランナーさんが現れました。何と医療関係者というランナーさん、「キズパワーパッド」的な絆創膏をお持ちでした。大型の製品で、はさみで患部の大きさに合わせて切って使うタイプのもの。これは助かりました。とりあえず両手のひらにこれを貼り、当面の止血になりました。スタッフさんにお礼を言い、エイドをあとにしました。何とか止血できそう(できた)ので、とりあえず66kmを目指すことにしました。ただ、天津神明宮のエイドはTKG(たまごかけご飯)のスポットだったのですが、食べ忘れました。というか食べる気持ちの余裕がありませんでした。

エイドを出てから、ゴール(または館山駅)で待ちあわせている同行者に「キズパワーパッド」の購入を依頼しました。これまでも何度かお世話になっている製品なので、同行者も「またやったの?」と慣れたもの(笑)。

ということで、改めて66km地点を目指します。いつの間にかゴールは100kmではなく66kmにすり替わっています。エイドを出て数キロ、コースは右折して清澄寺へ向かう坂道に入ります。坂道の入り口のエイドでたまごスープをいただき、パワーをもらいました。とはいえ、坂道は走れる状態でなく早足で歩くしかありません。先ほどの転倒で、肩の痛みがあり、振動が辛い状況でした。約5km続く坂道を歩ききり、清澄寺に到着。その手前、先行していた医療関係者ランナーさんが引き返してくるところに出会えました。改めてお礼を言えました。

清澄寺のエイドでは落花生の甘納豆をいただきました。この甘納豆が疲れた体にはとてもよく合っていたようで、思わず「おかわり」してしまいました。ありがとうございました。また、エイドのスタッフさんが筆者の「ザスパクサツ群馬」ユニフォームのベイシア様のロゴマークに反応されていました。いつもベイシア様を買い物で利用していて、なくてはならない存在だとか。ありがとうございます。いっぱい買い物してください。

傷の手当てに時間をかけたこともあり、66km地点で14時半のバスに向けて余裕がなくなってきました。清澄時は約50kmの地点。時刻は12時を少し回っています。2時間で16km進まなければなりません。普段だったら無理なこともない状況ですが、いかんせん疲れに加えて先ほどの傷が気になります。完全に止血できているわけでもないので、激しく動いたら血液が絆創膏から溢れてくることもありそうです。また、振動が肩に響きます。無理の無い範囲で66kmを目指すしかありません。

歩いて上ってきた坂は走って降りました。余裕が無いときは下り坂を時間稼ぎに使うしかありません。下り坂だけで5kmくらいの距離がありますので、ここを走ると余裕が出てきます。坂を下りきると55km地点くらいになります。残り10kmを1時間半くらいの感覚だったと思います。余裕がなくなってしまい、清澄寺以降は写真がないので実際の時間経過があやふやです。

とぼとぼとゆっくり走って行くのですが、鴨川シーワールドの前をたくさんの観光客が見守るなかを走らなければならないのは少し苦痛でした。もう少し颯爽と走っていれば状況も違ったのでしょうけれど…。60kmを超えたあたり、前原海岸エイドではレモネードをいただきました。適度な甘みが体に優しい味でした。ありがとうございました。常設のトイレが近くにあったので、これを利用。久々のトイレです。かなり汗をかいていたのだと思います。海岸で遊んでいた男児から「何してるの?」と聞かれました。見ればわかるよねと思いつつ「マラソンしているだよ」と答えましたが。その時点では歩いていたので、マラソンには見えないよね。

あとは海岸線沿いにフラットなルートを進むだけと思いきや、おそらく距離調整なのでしょう。少し坂を上って距離稼ぎのような区間もありました。こういう坂道が時間的余裕のない状況に拍車をかけます。

そんなこんなで何とか走り(歩き)続けると、海岸線の先の方にスタッフがいるのが見えてきました。筆者にとってはここが今日のゴールです。66km(手元のGPSでは65kmくらいでしたが)に到着しました。時刻は14時10分くらい。バスに間に合いました。エイドの「おさしみから揚げ」をいただき、水分もしっかり補給。バスには缶入りの冷えた飲み物もありました。ありがとうございます。40km過ぎの転倒を境に、前と後で全然違ったレースとなりました。元々100kmは苦しいのでどっちにしても66kmで終わっていたと思いますが、最後の余裕の無さはかなり堪えました。傷により精神的にもダメージが残った感じです。無事(とはいえませんが)に66kmに「ゴール」できたのも傷の手当てをいただいたエイドのスタッフさん、そして偶然通りかかった救世主・医療関係者ランナーさんに感謝しかありません。本当にありがとうございました。

話は長くなりますが、ここからの帰宅が長い道のりでした。まず、バスは14時半に出発してゴール地点(野島崎灯台)に向かうはずでしたが、あとから来るランナーを回収してから向かうことになり、結局15時半くらいの出発になりました。この結果、ゴール会場への到着は16時半に会場を出るシャトルバスにぎりぎりのタイミングとなってしまいました。会場では預けた荷物を受け取り、着替える余裕もなくバスに飛び乗り千倉駅へ。ここで最低限の身支度を調えて木更津行きの電車に乗りました。駅近くに一軒だけある雑貨屋でバンドエイドの補充をしようと思いましたが、置いていないとのこと(涙)。手持ちの何枚かのバンドエイドで貼っていただいたキズパワーパッドを補強しました。出血があふれそう。自宅まで持つだろうか…。

千倉駅発17時40分の電車に乗り、館山駅で同行者が合流しました。このあとは、そのまま木更津まで行き、バスに乗り換えて羽田空港へ、そこから京急で帰宅というルートを思い描いていましたが…。何と途中で電車がストップ。動物と接触とのこと。しばらく現場で止まったあと、徐行して次の駅に止まりました。止まったのは浜金谷駅。ここで再びしばらく点検に入るとのことでした。これは運転再開に相当の時間がかかりそうな気配になってきました。止まった駅が浜金谷というのは不幸中の幸い。少し歩いたところに久里浜行きフェリーの乗り場があります。フェリーで久里浜に渡り、久里浜から京急に乗るの方がここで待つより早く帰れそうでした。ということで、思ったらすぐに行動。降り始める雨のなか、真っ暗な道を通りフェリー乗り場へ向かい、19時半の最終フェリーに乗れました。早い決断をして良かったようです。フェリー、バス、京急と乗り継いで21時頃には帰宅できました。最悪の事態に至らずに帰宅できたというところでしょう。

帰宅後すぐにシャワー(出血を考慮して湯船には浸からず)、傷の本格的手当てなど済ませ、ようやく夕食にありつけました。この日は同行者の誕生日です。こんな誕生日になってしまい、申し訳ない気持ちでした。帰りにコンビニで買ったケーキでささやかなお祝いをさせてもらいました(コンビニケーキで申し訳ない)。

100kmは5月の横須賀・三浦に持ち越しとなりました。横須賀・三浦は三度目の正直。新しいコースになるようですので、心機一転、100kmの完走を目指します。

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コメント

ご無沙汰いたしております。
なんと、同じリタイアバス、同じ駅へのシャトルバスに乗車しておりました!
私は、ケガもしてないのに、早々にレースを断念し、リタイアバスが待つエイドでノンビリ過ごしておりました。
なかなかの負傷をも顧みずのド根性、我が身をただ恥じ入ると共に、心より敬意を表します。
どこかでお会いできる日を!

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